PEを削りました!取手形状
皆様、お疲れ様です。
ここ一週間で一気に涼しくなりましたね。
最近は雑貨のような用途の加工品の制作依頼のほかに、治具の製造依頼、治具の納品に伴う簡易工事などの案件を頂いております。
少し涼しくなったので工事も多少やりやすくなりました。
本日はポリエチレンを用いて取手形状のサンプルを作成しました。
角部は全てR形状にしてあるので、綺麗に削るのが難しいですが、ポリエチレンは比較的削りやすい樹脂なので写真のような高品位なクオリティで完成させることができました。
普段削りで用いるポリエチレンは高密度ポリエチレン(HDPE)となりますが、高密度ポリエチレンは中・低圧法という方法を用いて作られます。
材料メーカーではチーグラー触媒(チタン系)又はフィリップス触媒(クロム系)などを用いて、50~250度の環境下で50~200気圧をかけてエチレン重合させます。
<図:ポリエチレンの構造(重合なし)>
最後に、少し話は反れますが、ちなみに当ホームページの写真は細かいところにこだわって撮影しております。
社内にカメラを趣味としているものがおり、光と影の調節をしながら撮影ブースを作って綺麗に撮っています。
切削品の刃の痕などは現物を見れば確認しやすいですが、スマホで取るだけだと細かい部分は程度ごまかしがききます。
写真の加工は極力せず、商品の良さ・品質の高さをもれなく伝えていきたいです。
今日はここまで。